池田町産無農薬米・純米吟醸酒「叔羅川」

池田町産無農薬 米・純米吟醸酒「叔羅川」

名称の由来

叔羅川 瀬をたずねつつ 我が背子は 鵜川たたさね 情なぐさに

万葉集に収められた、大伴家持が謳った短歌。
叔羅川は、現在福井県を流れる日野川と思われます。

名酒の会と叔羅川

名酒の会と叔羅川

 名酒の会は、平成元年に越前市(旧武生市)の酒好き仲間十数名にて立ち上げた日本酒愛好会。全国各地の地酒を取り寄せてのきき酒会や、県内の酒蔵見学会などを開催し日本酒についての見識を深めるなか、平成7年に「自分たちの日本酒」をという思いから、会員でもあり福井県認定農業士伊藤弘文氏のもと酒米作りから取り組み、福井市の銘醸雲乃井酒造の協力を得て生まれた、日本で初めてのこころみの「田植えからこだわる」自分たちのお酒です。

 25年目となる令和元年度は、福井県を代表する酒米「五百万石」と、名酒の会が北陸で初めて栽培に成功した「山田錦」を今立郡池田町の約8反の田んぼで無農薬にて栽培し、約30俵を収穫しました。この酒米を酒蔵「雲乃井」に持ち込み、単独精米にて丹念に60%まで磨き、吟醸系9号酵母にて「純米吟醸酒」に醸しました。錦2タンクの純米吟醸酒に醸します。

名酒の会と叔羅川酒質は、越前ガニ、甘エビ、おろしそばなど「越前の食文化に合う」濃醇な味わい。やわらかでこくがあり、思わず舌鼓を打つ「日本酒らしい日本酒」を目指しています。日本酒本来の旬を味わうため、単一タンクの原酒を熟成段階に応じて、2月~無濾過しぼりたて生原酒、5月~初呑み切り原酒、5月~氷温熟成生原酒、9月~ひやおろし原酒、翌年2月~1年熟成原酒として随時瓶詰し発売しています。蔵元の協力により、一般市販酒には困難である単一原酒の「旬詰め」販売を実現しています。地元越前市内はもとより、県内、全国にファンが広がり順調な販売を続けております。

叔羅川商品一覧

四季折々の日本酒の味わいを楽しんでいただける叔羅川。

一部数十本限定瓶詰め品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
酒好きが造る酒好きのための日本酒。
ぜひ一度ご賞味ください。

叔羅川 冷蔵熟成 純米吟醸生原酒

もろみを槽でゆっくりと搾り、オリ引き後そのまま瓶詰めし、冷蔵熟成しています。
2月からの「しぼりたては」フレッシュな酒粕の甘い香り、徐々に角がとれたまろやかな味わい。
夏場はロックもおすすめ。

叔羅川 火入れ 純米吟醸原酒

しぼりたての生原酒を火入れ後、蔵内にて冷暗熟成、随時原酒を生詰めにて出荷します。
5月より「初呑み切り」、ひと夏を越えて9月より「ひやおろし」、翌年1月より「壱年熟成」熟成による味わいの変化をお楽しみください。

叔羅川 山田錦 純米吟醸原酒

最高峰の酒米、山田錦を100%使用し、吟醸造りで醸しました。山田錦独特の、華やかな香り柔らかな味わい。

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叔羅川 五百万石 純米吟醸原酒

福井県の特産米、五百万石を100%使用し、越前の食文化に合う、力強い味わいの伝統酒。米本来の持つ味わいを。

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商品の概要と蔵元

名  称
叔羅川(しくらがわ)
種  別
五百万石〈純米吟醸酒〉
山田錦 〈純米吟醸酒〉
醸 造 蔵
吉田金右ェ門商店
(福井市佐野町)
杜  氏
吉田和正(社長杜氏・南部流)
原 料 米
五百万石、山田錦(無農薬米)
精米歩合
60%
栽 培 者
伊藤弘文<県認定農業士>
(福井県今立郡池田町)
仕込み水
地下水(硬水)
発 売 元
リカーマーケットさかえや(福井県越前市)
企画管理
村上栄樹<日本ソムリエ協会公認シニアワインアドバイザー・きき酒師>
  • 叔羅川の醸造蔵元、雲乃井酒造叔羅川の醸造蔵元、雲乃井酒造
  • コンピューター精米による自家精米(他の米と混ざることはありません)コンピューター精米による自家精米
    (他の米と混ざることはありません)

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酒米と酒質

五百万石〈純米吟醸酒〉

五百万石は、福井県特産の酒米として全国の酒蔵で使用される酒造好適米で特に純米酒、純米吟醸酒で芳醇でやわらかな味わいの特性を発揮します。
叔羅川五百万石純米吟醸は、この特性を生かし、やわらかな口あたりながらどっしりと力強く、おろしそば、へしこ、越前ガニなどにとてもよく合います。

山田錦〈純米吟醸酒〉

山田錦は、兵庫県丹波地方特産の酒米、晩稲で背丈が高く雪国での栽培はとても困難ですが、酒造りには最も適しているといわれ、特に高精白に適し大吟醸、純米吟醸で華やかな香り、爽やかなキレ味をみせます。
北陸においては、私ども名酒の会が福井の地にて最初に商用栽培に成功しました。
叔羅川山田錦純米吟醸は、この特性を生かし、やや濃醇ながら爽やかなキレと喉ごしは、食前酒にも。
甘えび、刺身、おろしそばなどにとてもよく合います。

瓶詰と発売時期

【うすにごり無濾過生原酒/2月~】

しぼりたてを生で原酒のまま瓶詰します。
荒々しくフレッシュな味わい。完全に生ですので冷暗所に保管してください。
冷蔵庫のチルドルームで半年、1年と熟成させるのも楽しみのひとつです。
うすにごりからオリ引きした上澄みがしぼりたてです。

【初呑み切り原酒/5月~】

呑み切りとはタンクの「呑み口を切る」という意味で、酒の熟成具合を初めてきき酒をするという酒蔵用語に由来します。
しぼりたてを発売後、火入れし、タンクで熟成中の酒を、原酒のまま生詰めで瓶詰めします。
しぼたてのころの荒々しさが薄れ味わいが調和されてくる頃です。

【冷蔵熟成生原酒/5月~】

無濾過生原酒を取り置き斗瓶で氷温熟成させます。
順次瓶詰めしたします。要冷蔵です。
冬場のしぼりたてとはまた違った熟成感をお楽しみください。

【冷や卸し原酒/9月~】

日本酒は本来厳寒に仕込み、火入れの後、涼しい酒蔵でひと夏を越し熟成し秋になるとまろやかでキレが良い酒となります。
このことを蔵人は秋上がりとか、秋晴れと言います。
このときに原酒のまま生詰めしたものが冷や卸しと呼ばれ昔から、涼しくなる秋口に出荷され、酒通が心待ちにするお酒です。
しぼりたての頃、初呑み切りの頃の味わいと比べてみてください。

【一年熟成原酒/1月~】

火入れ原酒を斗瓶にて冷蔵熟成し、随時原酒で生詰めします。
本来吟醸酒は、一年以上の熟成にて真価を発揮します。
歳月とともに熟成されるまろやかなコク、穏やかな香り
日本酒の粋を味わってください。在庫限り。

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叔羅川物語

平成8年 能登印刷発刊 北陸の地酒50撰 編集委員コラム)

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お酒は20歳になってから